ソ連をナチス・ドイツと挟撃していれば…

日本には資源が無いから、資源を求めて南進してしまった(泣)

とは、よくよく聞くが、蓄え無いと思考回路に栄養回らなくなるのか。
いや、そうだろう、脳ミソに栄養回らなくなって自爆決定の対米戦争を選んでしまった。

疲れている時に深夜の通販番組見てたら、なんかつい買っちゃってた。アレ?こんなモンいらんのに何で買ってしまったんだろう?

1941年6月22日、第二次世界大戦の中で最も熾烈を極めた独ソ戦が勃発。

通称、バルバロッサ作戦

人種差別主義者アドルフ・ヒトラーが1923年11月のミュンヘン一揆の失敗後に投獄され獄中にて執筆したと言われる「我が闘争」の中に既にバルバロッサ作戦の草案、コミュニスト排除思想を書いている。
ヒトラーの大ゲルマン主義とかユダヤ人廃絶とか、美学と軍事は違う訳で、20年近く悶々と練っていた独ソ戦も人種差別思考に停止したままでドイツだけでやってくれたけど、日本と東西から挟撃するという発想はなかったのだろうか?
果ては独ソ戦の大敗、結果、第三帝国崩壊という自爆。
よく大日本帝国程の大国を軽んじたよな。

そして、脳ミソに栄養回らない日本もさすが、農耕民族。
負け戦120%確定な対米戦、分かっているのに場の空気だけでなあなあと流された。

資源を求めて南進政策、イギリス、オランダ、フランス、アメリカの植民地を刺激。
で、石油売ってくれてたアメリカを敵に回す本末転倒。

そして、南部仏印進駐まで南進し、ドカンときた対日石油禁輸。
ようやく野村吉三郎駐米全権大使が日米交渉に本気で頑張り始めた(笑)
なんか、夏休みの宿題8月末から必死になる、みたいな。
しかし野村吉三郎の日米交渉なんて初めから日本大使館アメリカのスパイが入り込んだ茶番劇だったとか。
もちろん日本と和平交渉なんてアメリカはさらさらするつもりはなく、野村吉三郎は真面目にやるだけ翻弄されたピエロだった。

日本側も日米交渉とは東條英機近衛文麿の言い訳用にセットしただけのもんで、交渉最中、ナチスと足並み揃えた傀儡のヴィシー政権に突け込む軍事行動、南部仏印進駐やらかすし、それはアメリカに対して無神経というもの。
日独伊三国同盟締結した総理大臣の和平交渉最中、ファシストムッソリーニがイギリス植民地エジプトへ火事場泥棒的に侵攻したのと同じと思われても仕方ない。
更によりによって日独伊三国同盟をベルリンで調印した外交官、来栖三郎を日米交渉によこしたのもアメリカの神経に触ったようだ。

野村吉三郎もアメリカの神経に触るかな、野村は海軍の軍人で外務省の官僚ではない。
日独伊三国同盟締結した松岡洋右のハチャメチャ人事で、何故か海軍から駐アメリカ大使をあてた。アメリカの情報力ならそんな事も分かってたハズだ。

日本側もアメリカ舐めてるよ、つーか、本気で和平交渉する気あるか?(笑)

トラウトマン和平工作の場合、(一見)格下の蒋介石だから南京陥落したけど、今回は無限大の国力アメリカ様なんだけど(恐)


近衛文麿首相が日米交渉を始めたって

第一次近衛文麿内閣、盧溝橋事件による派兵
南京を陥落し日本傀儡の南京国民政府樹立

第二次近衛文麿内閣、北部仏印進駐、日独伊三国同盟締結
大政翼賛会結成、日ソ中立条約締結

第三次近衛文麿内閣、日米交渉の最中に南部仏印進駐

これだけやっといて、日米交渉しましたから和平派です。
とはいかないよな(笑)

中国で散々散らかしまくって、ナチスと同盟組んでナチスが抑えた国の東洋の植民地の覇権狙っておいて、今さら和平派とは、そりゃあいかない。

散々、散らかしておいて
「おい、掃除しなさい。」
と、突然注意して、散らかしたのはお前さんなんだけど(笑)

近衛文麿の戦犯がそれだ。
近衛文麿公爵様は、戦後、GHQマッカーサーから新憲法草案を頼まれたもんだと勝手な都合良い解釈をして有頂天になった。
厚顔無恥にも戦後、GHQの司令部に自らマッカーサーに会いに行ったとか。

凄いな、近衛文麿の神経、戦前やった事は陸軍が暴走したんで、抑えられませんでした、か。
近衛上奏文がそれだ。
陸軍統制派が共産主義的だから天皇無視して暴走し、この戦争が抑えらない。と陸軍に全責任を転嫁した超身勝手な怪文書と扱われている。

もちろんマッカーサーは騙されなかった。


もう一人、バリバリの強硬派がいる参謀本部第一作戦部長の田中新一。
こやつの場合、身分が低いせいか戦犯にならず戦後ものうのうと生きた。
陸軍軍務局長の武藤章は野村大使の日米交渉の時からは和平派に急転した。

しかし田中新一はそれでもバリバリ強硬派でいた。

バリバリは戦中も続き、東條英機首相とガダルカナル島撤退に対して撤退すべきではないと主張し、喧嘩になり
東條英機首相に対して

ばかやろう!

と叫んでしまい作戦部長をクビになり、ビルマの前線に送られる羽目になった。

田中新一、まさに資源が無く栄養回らない脳ミソの一番の例だ。
文官なら松岡洋右と一緒、脳ミソに栄養回らない狂人ならではの突発的な北進政策やってくれた。
狂人の良い所は色んな狂った滅茶苦茶な中に「当たり」がある事なんだな(笑)
それが唐突な独ソ戦勃発に備えた

関東軍特種演習

これにはスターリンも焦ったらしい。

田中新一も松岡洋右同様、石原莞爾のような高度な研究での北進政策ではなく、単にいきなりびっくり独ソ戦勃発で対ソ戦に行きますか?な衝動だけの北進政策だ。

まあ、衝動でも何でも北進政策に向かうなら良い。

しかし、ゾルゲ事件で有名なリヒャルト・ゾルゲの諜報活動により、日本が結局は南進する情報がスターリンに届き、ソ連は安心して対日本に置いた30個師団をシベリア鉄道でモスクワへ派兵した。
おかげでヒトラーは大苦戦に陥る。
尾崎秀実ら日本にも沢山いたコミンテルンの暗躍で日本が北進しないように仕向けられていた。



2つの大戦がある近代史はブラックホール並みに奥が深い。
何故、美大に合格出来なかった思考回路停止するおつむの画家志願者が権力持ったんだ。

ソ連という東西に広がるユーラシア大陸は半分は東洋なんだが、地球儀見つめてたら幼児でも分かる事に気付かない。
ヒトラーが本当に美学があるなら東洋美術にも感銘しろよ(笑)ヒトラーの描いた絵って下手くそなんだよなあ(笑)
ゴッホやモネは日本の浮世絵に感銘したが、ヒトラーって創造神はアーリア人だと卓上の理論はうそぶいたが、自分はブロンドでもないし、東洋を軽んじる割には絵は下手くそだし、彼女はブスだし(笑)なんでこんなちんけな馬鹿男が政権握るんだ。
陰謀論ヒトラーロスチャイルドの隠し子説を信じるしかない(笑)
ちなみに「我が闘争」はヒトラーではきちんと執筆出来ないから頭の良いリッベントロップに代筆、加筆訂正してもらったらしい。

ヒトラーは文章もろくに書けないような男だった。

頭の悪い総統の国と頭に栄養が回らない支配層の国では、共鳴することは出来なかったのだな。